中間色の多用

 

具体性の喪失
曖昧だけが突出して
まるで意味を成さない
主観と客観もわからない
自分がどんな形かもわからない
見えている物とそうでない物の区別もない
聞こえている音とそうでない音の判別もつかない
聞き覚えがある言葉なのか初めて聞く言葉なのか考える力が出ない
いつの間にか自分で大切な物を壊したとしても罪悪を咎める意思をもてない
例え罪悪を咎める人がいてもその人の言っていることが正しいかもわからない
自分が生きているかもわからないまま少しずつ崩れていくのにそれすらも気づけない
そんな色