明日にはすべてが新しく

 

明日にはすべてが新しく
ひとつの終焉が
そしてひとつの始まりが訪れる
新年を迎える人々は夜空を仰いで
そこに広がる紫色の星々に、目を爛々と輝かせる
食い入るように
まるでそれが
この世で最も美味しい果実であるかのように
種があろうとも、皮を剥かなくとも、平然と食べるつもりで
星が死んで新しく生まれるために食べるつもりで