再火葬

 

これだけ体が焼かれたのに
最期に再び焼かれて終わる
もうとっくに黒焦げなのに
次は骨になるまで焼かれる
熱い熱いという叫びはもう
今度は誰にも届かず終わる
最初に焼かれた時と同じで
誰にも伝えられずに終わる
意識と魂はするする落ちる
何も無い虚無の最下層まで