なるようになった人生を受け入れるしかない

 

なるようになった人生を受け入れるしかない
今やっている仕事が楽しくても、楽しくなくても
なりたかった将来の夢が叶っていないことを、ふとした瞬間に思い出しても
やりたい趣味が満足にできていなくても
そのせいで失った特技や人間関係があっても
もう二度と会えないひとがいるとわかっても
あの時、ああしていたら、していなかったら、どうなっていただろうと
またふと思う瞬間があって、それが胸に突き刺さっても
生きなければならないのだ
だから
受け入れるしかない、なるようになった人生を、そのために
一緒に暮らすひとに稼いだお金をあげるために
自分の趣味に必要だったはずの時間もあげるために
見たいテレビを我慢して
好きなものを我慢して
居場所は失って
電気代を払って
水道代を払って
あとガスと
ローンと
納税のために
体力と思考力を費やし
理不尽な言いがかりの責任をとるべく毎日早起きして
頑張って行って
頑張って帰ってきて
それを行って帰ってきただけと思われてて
あんまり感謝されてなくって
たとえ、それを幸せと呼ばなくてはならないと思うことがあっても
時々、本当につらいと気づいても……