2020-11-28 とこしえの夢見人 目次 いつも夢を求めていたあの人は私のもとから姿を消した答えを探すため思いを遂げるためふっと静かに、行ってしまった木の葉を鳴らす金色の夜風のなかに星空の彼方に……そうなりそうでずっと手を握っていたのにそうならないように必死で一緒にいたのにはっとして隣を見たら、もういなかった旅立ってしまった……こんなにもこんなにも、行かないでほしかったんだいなくなってあらためてそう感じた私はひとり立ち尽くしあの人が消えた夜空を眺めた風にきらめく木々と銀河を仰いだ