貴方を知っているのは私だけでいい

 

貴方を知っているのは私だけでいい
みんなには内緒の、私だけの大切なひと
まるで秘密の隠れ家のような、自分だけの居場所のような
他の誰にも知られたくないと思わせる
少しだけ特別なひと
だけど本当はとっくにみんな知っていた
あの人もあの人も、私が知るよりも早く貴方を知っていた
貴方を知ったたくさんの人の中で、私は随分と後のほうだった
もっと早く貴方を知りたかった
出会いたかった
もしそうだっとしても
貴方を知っているのは私だけだなんて
そんなことあるわけなかったのは、わかってるけどね
でも、ちょっと言ってみただけ